Kick away the blanket.

渡航前の準備で、もうひとつ気にしておいたほうがいいのは、クレジットカードの見直しかと。



日本で一番ポピュラーなのは、JCBブランドがついてるカードなんじゃないかと思いますけど、海外で一番つかえるのは、VISA & MasterCard ってのは間違いないです。

シンガポールの場合、次に、American Express (AMEX) かな？・・・と。

5大ブランドを比較すると、感度としては、(シンガポールでは) VISA = MasterCard > AMEX > JCB = DinersClub ・・・みたいな感じ。

まぁ、日本でVISAとかMasterのクレジットカード作って、それをシンガポールで使ったら、どのみち日本の銀行口座から引き落としになるんで、現地についたら、現地の銀行系のクレジットカードを作ることになるとは思うんですが。

ただ、前回のBlogで書いた、日本の口座からの現地通貨の工面という点で関係するんだけども、まとまった額を現地通貨で支払う必要がある場面で、現地通貨が足りないとかの状況で、支払いにカードが使える場合は、日本国内発行のクレジットカードで支払うと言うのも、一つの方法かと。

日本国内発行のクレジットカードの場合、海外での支払いでの為替レートは、JCBの場合、基準レート×1.60%(このページの真ん中あたりに記載アリ)。 VISA / Master(三井住友カード発行の場合)は、×1.63%(このページに記載アリ)のようですんで、金額によってはカードで払うのが結果的に安上がりだったりします。

比較的良心的なレートと言われているシンガポール・チャンギ空港内の両替所の現金両替レートより、カード払いの方がレート的には安上がりです。

後、カードで支払うという方法以外に、日本国内発行のクレジットカードを使って、現地ATMから海外キャッシングで現地通貨を調達するという方法も、アリです。

VISAの場合は「PLUS」マークがあるATM、MasterCard / JCB / DinersClubの場合は「Cirrus」マークのあるATMから現地通貨が引出せます。

※日本国内発行のAMEX(AMEX本体が発行)の場合、AMEXは海外キャッシング機能はありません。(海外キャッシングサービスは終了。)　提携カード(MUFG AMEXカードとか、セゾンAMEXカードとか)であれば、提携先によっては可能なカードもあるみたいです。

海外キャッシングの場合、VISA / Master(三井住友カード)は、「借入残高(引出金額×レート)×実質年率18.0%÷365日×利用日数」、JCBの場合は実質年率15.0～18.0%となっています。
(僕が持ってるJCBの場合は、15.0%でした。)
で、海外キャッシングの場合は、為替レートに対して手数料上乗せはないみたいです。
( * VISA / Masterは三井住友カード発行の場合、JCBはプロパーカードの場合。提携カードの場合は、別途調べてください。)

更に、海外キャッシングを繰上げ返済(要はカード会社に連絡して、自動引き落としの前に、先に指定の口座へ振り込んで返済)すると、「利用日数」が短くなりますので、銀行間の送金手数料よりかなり安く済むと。

例えば、JCBカードでシンガポールのCirrus対応ATMから、5,000シンガポールドル(為替レート1S$=80円として、400,000円)引出した場合、10日後に繰上げ返済すれば、

400,000円×15.0%÷365日×10日＝1,644円

で、楽天銀行の海外送金費用(＝1,750円)より安く済みます。


ま、クレジットカードの場合、使い過ぎ問題とかキャッシング/リボ払いでの返済不能とかネガティブな話題も世間にはあったりするんだけど・・・、その時々の状況や支払い金額や銀行&カード会社の基準レートにもよりけりですが、うまく使えば、日本円→現地通貨の移動手段として、そこそこ使えると思いますんで、この際、いろいろ調べて比較検討すればいいような気がします。