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2006年12月15日

一澤帆布の件。

「(新)一澤帆布」が営業再開してから、二ヶ月。

「(旧)一澤帆布」を知ってる人の間では有名だった、去年から続くお家騒動。

今はどちらとも新しく営業再開してて、表面上は落ち着いた様子&今後の成り行きを見守るという状況なんだけど。

「どちらも」っていうのは・・・、知ってる人には今更だけど、自分なりにかいつまんで説明書いてみると・・・。

京都にあった「一澤帆布」という何代か続いたそれなりの老舗。

90年代ごろから、ここの帆布を使ったカジュアルなトートバッグなどが、「シンプルで素朴でオシャレ」ということで若者の間で人気に火が付いて、雑誌なんかでも紹介されて全国区に。

人気に火が付いたって言っても、そこは老舗、ちゃんと地に足着いた商売を真面目にしてて京都・同志社大学付属小学校の指定ランドセルは、ここの帆布製のランドセルだったり。

自分では手に入れる機会はなかったけど、京都・三条の方へ遊びに行った時なんかは、店に寄って「いいな?」とよく見ていた。

当時、実質的にリーダーを担ってたのは先代社長の三男さん。
長男さんは家業を継がずにサラリーマン(銀行だったかな?)に。

騒動になったのは、先代社長が亡くなった後のこと。

遺言状が2通出てきたりとか、裁判になったりとか紆余曲折の説明は他のサイトに譲るけど、裁判の結果、商標や店舗、工場、工場内の設備なんかは全て、長男さんのトコへ。

でも、実質的に一澤帆布を全国区に育て上げた三男さんのトコへは、当時工場で働いていた従業員さん全員だけでなく、帆布の生地を納めていた納入業者さん達、また上記の同志社大学付属小学校の指定ランドセルなど重要な顧客も全てついていった。

長男さんは商標や資産は手に入れることができたけど、本質的には何も手に入れられなかった格好になる。

長男さんは従業員を新たに募集し、帆布生地の新たな入手先も確保し、手に入れた「一澤帆布」を今年10月に入って再開した。

一方、三男さんは新たに「一澤信三郎帆布」を立ち上げ、一足先に今年の4月に「一澤帆布」の店舗の斜向かいに店舗を開店した。



名前は従来通りだけど中身が総入れ替えの「一澤帆布」と、名前は変わったけど実質的な従来の一澤帆布である「一澤信三郎帆布」。

今後の成り行きを自分なりに追っかけていくつもり。

参考:
一澤帆布
一澤信三郎帆布

その他の関連サイト
Wikipedia
法律は万能ではない。[一澤帆布お家騒動]
一澤帆布お家騒動 過去の経緯と今後の展開
一澤帆布社長信太郎、彼には語るべき兵などなかった
(他にも検索すれば、結構出てくると思う。)



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